LCD (Liquid Crystal Display) に文字列を表示する(WebIOPi 利用)

解説

(「Raspberry Pi 1」を使用した、古い情報です。
 新しい情報は、「ホーム > フィジカルコンピューティング > Raspberry Pi 3 > LCD (Liquid Crystal Display) に文字列を表示する(WebIOPi 利用)」にまとめています。)


「LCD (Liquid Crystal Display) の仕様書」および「Arduino のLiquidCrystalライブラリの実装」を参考に、Python言語による、WebIOPiを利用した、 LiquidCrystalクラス を作成しました。

作成したLiquidCrystalクラスを利用してLCDに文字列を表示します。

部品表

部品名 数量 商品名 参考価格
LCD 1 3.3V動作LCDキャラクタディスプレイモジュール[16×2行][バックライト付白抜き]SC1602BBWB-XA-LB-G 900円
10Ω抵抗 1 LCDに付属 -
10KΩ半固定抵抗器 1 半固定ボリューム10KΩ 10個200円
Raspberry Pi 1 Raspberry Pi Type B 512MB 3,300円
ブレッドボード 1 EIC-801 250円
ジャンパーワイヤ 適量 ブレッドボード・ジャンパーコード(オス-オス)セット 100mm49個
150mm8個
200mm4個
250mm4個
のセット200円
ジャンパーワイヤ 適量 ジャンパーワイヤ(オス-メス) 10本300円

接続表

SC1602BBWB-XA-LB-G側 Raspberry Pi側
ピン番号 ピン名称 ピン名称
1 VDD 3.3V
2 VSS GND
3 Vo 10KΩの半固定抵抗器を経由して3.3Vピンに接続
4 RS GPIO7
5 R/W GND
6 E GPIO8
7 DB0 無接続
8 DB1 無接続
9 DB2 無接続
10 DB3 無接続
11 DB4 GPIO25
12 DB5 GPIO24
13 DB6 GPIO23
14 DB7 GPIO18
 裏面J3 A 半田ショート 
 裏面R9 K  10Ω抵抗を半田付け

接続例

WebIOPiのインストール

Raspberry Pi にWebIOPiをインストールしてない場合は、まず、WebIOPiをインストールします。

WebIOPiのインストール

クラスファイルの作成

Python言語による、WebIOPiを利用した、 LiquidCrystalクラス を作成します。
「/home/pi/work/webiopi」フォルダに、「liquidcrystal.py」というファイル名で、以下の内容のスクリプトファイルを作成します。

スクリプトファイルの作成

LCDに文字列を表示するスクリプトファイルを作成します。
「/home/pi/work/webiopi」フォルダに、「testlcd.py」というファイル名で、以下の内容のスクリプトファイルを作成します。

WebIOPi サービスの設定の変更

WebIOPi のサービスを開始したときに、作成したスクリプトが実行されるように、WebIOPi サービスの設定を変更します。

WebIOPi サービスの設定は、「/etc/webiopi/config」ファイルに記述されています。

以下のコマンドを実行し、「/etc/webiopi/config」ファイルを開きます。

[SCRIPTS] セクションを探し、[SCRIPTS] セクションの「myscript =」を以下のように書き換えます。

編集し終えたら、
Ctrl + O
で上書き保存し、
Ctrl + X
で nano を終了します。

実行

WebIOPi のサービスを開始します。

WebIOPi のサービスを終了するには、以下のコマンドを実行します。

ダウンロード

サンプルスクリプトファイル