無線LANで通信する方法

解説

(「Raspberry Pi 1」を使用した、古い情報です。
 新しい情報は、「ホーム > フィジカルコンピューティング > Raspberry Pi 3 > 無線LANで通信する方法」にまとめています。)


有線LAN通信やシリアル通信というケーブル接続によってRaspberryPiと通信するのが簡単ですが、
無線LAN通信であれば、ケーブルレスで、Raspberry Pi と通信することができます。

無線LANアダプター

無線LAN通信で、Raspberry Pi と通信する場合には、無線LANアダプターが必要です。

無線LANアダプターを選ぶ際には、RPi VerifiedPeripherals(動作検証周辺機器)のWorking USB Wi-Fi Adapters(動作するUSB Wi-Fi Adapters)と、Problem USB Wi-Fi Adapters(問題のあるUSB Wi-Fi Adapters)をチェックし、ドライバー(ファームウェア)がRaspbianに標準でインストールされているWIFIチップの無線LANアダプターを選びます。(WLI-UC-GMN2のWIFIチップは、Ralink RT3070 のようです。Ralink RT3070は、ドライバーがRaspbianに標準でインストールされています)

部品名 数量 商品名 参考価格
無線LANアダプター 1 WLI-UC-GNM2 930円

無線LANの設定

無線LANの設定をします。

無線LANの設定として、以下の設定内容の設定をします。
・IPアドレス : 固定IPアドレス : 192.168.1.121
・無線LANアクセスの設定 : wpa_supplicant.conf で設定
※IPアドレスは、LAN環境に合わせて設定する必要があります。

とコマンドを入力、実行し、ネットワークの設定ファイルを開きます。

既存の無線LAN設定を、以下のように編集します。

編集し終えたら、
Ctrl + O
で上書き保存し、
Ctrl + X
で nano を終了します。

続いて、無線LANアクセスの設定として、以下の設定内容の設定をします。
SSID : AIUEO
認証方式 : WPA2
暗号化 : AES
暗号鍵 : abcdef1234567
※SSID、認証方式、暗号化、暗号鍵は、無線LAN親機の設定に合わせて設定する必要があります。

とコマンドを入力、実行し、無線LANアクセスの設定ファイルを開きます。

設定ファイルの末尾に、以下を追加します。

編集し終えたら、
Ctrl + O
で上書き保存し、
Ctrl + X
で nano を終了します。

無線LANアダプターの接続

Raspberry Pi をシャットダウンし、USB給電ケーブルを抜きます。
Raspberry Pi のUSBポートに、無線LANアダプターを接続します。
Raspberry PiにUSB給電ケーブルを接続し、Raspberry Pi を起動します。

設定変更の適用の確認

パソコンのコマンドプロンプトからpingを実行し、データが届けば、設定変更は正しく適用されています。
たとえば、

を実行し、データが届けば、設定は正しく適用されています。