無線LANで通信する方法
解説
(「Raspberry Pi 2」を使用した、古い情報です。
新しい情報は、「ホーム > フィジカルコンピューティング > Raspberry Pi 3」にまとめています。)
有線LAN通信やシリアル通信というケーブル接続によってRaspberryPiと通信するのが簡単ですが、無線LAN通信であれば、ケーブルレスで、Raspberry
Pi と通信することができます。
無線LANアダプター
無線LAN通信で、Raspberry Pi と通信する場合には、USB接続無線LANアダプターが必要です。
部品名 | 数量 | 商品名 | 参考価格 |
---|---|---|---|
USB接続無線LANアダプター | 1 | WLI-UC-G301N | 1,445円 |
interfaces設定ファイルの編集
まず、interfaces設定ファイルの編集をします。
※IPアドレスは、LAN環境に合わせて設定する必要があります。
とコマンドを入力、実行し、設定ファイルを開きます。
「iface wlan0 inet manual」という行を探します。
「iface wlan0 inet manual」の行頭に「#」を挿入し、この行をコメントアウトします。
この行の下に、「iface」行、「address」行、「netmask」行、「gateway」行を追記します。
たとえば、
のように編集します。
編集し終えたら、
Ctrl + O
で上書き保存し、
Ctrl + X
で nano を終了します。
wpa_supplicant.confファイルの編集
続いて、wpa_supplicant.conf設定ファイルを編集します。
※SSID名、認証方式、暗号化方式、暗号化キーは、LAN環境に合わせて設定する必要があります。
とコマンドを入力、実行し、設定ファイルを開きます。
設定ファイルの末尾に、以下を追記します。
たとえば、
を末尾に追記します。
編集し終えたら、
Ctrl + O
で上書き保存し、
Ctrl + X
で nano を終了します。
無線LANアダプターの接続
Raspberry Pi をシャットダウンし、USB給電ケーブルを抜きます。
Raspberry Pi のUSBポートに、USB接続無線LANアダプターを接続します。
Raspberry PiにUSB給電ケーブルを接続し、Raspberry Pi を起動します。
設定変更の適用の確認
パソコンのコマンドプロンプトからpingを実行し、データが届けば、設定変更は正しく適用されています。
たとえば、
を実行し、データが届けば、設定は正しく適用されています。