WebIOPi のインストール

解説

WebIOPi は、Raspberry Pi 用の「モノのインターネット ( Internet of Things, IoT )」フレームワークです。
(WebIOPi - The Raspberry Pi Internet of Things framework
 http://webiopi.touch.com
(モノのインターネット ( Internet of Things, IoT ) : モノがインターネットに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組み)

WebIOPi を利用すると、Webブラウザから Raspberry Pi をリモート操作することができます。
(Control, debug, and use your Pi's GPIO locally or remotely, from a browser or any app.
 http://webiopi.touch.com

WebIOPi を利用すると、Arduinoのスケッチ風のフォーマットで、Raspberry Pi を操作するプログラムを書くことができます(setup関数/loop関数/destroy関数)。
( You can extend the WebIOPi behavior by loading custom Python script using an Arduino like syntax with setup/loop functions.
 http://http://webiopi.trouch.com/Tutorial_Basis.html

WebIOPiのインストール

Raspberry Pi を起動します。
ソフトウェアをインターネット経由で取得するので、Raspberry Pi は、インターネットに接続している必要があります。

WebIOPi をダウンロードします。
(2016/4/09現在、最新バージョンは 0.7.1 なので、WebIOPi-0.7.1.tar.gz をダウンロードします。)

ダウンロードしたファイルを解凍します。

解凍したWebIOPiのディレクトリに移動します。

修正プログラム(WebIOPi-0.7.1 Patch for Raspberry B+ and Pi 2)をダウンロードします。

ダウンロードした修正プログラムを適用します。

セットアップスクリプトを実行します。

セットアップスクリプトは、数分かかります。
セットアップ画面が「Do you want to access WebIOPi over Internet ? [y/n]」で止まったら、「n」を入力し、エンターキーを押します。(「y」を入力し、エンターキーを押すと、「Weaved IoT Kit」がインストールされます。)

WebIOPi をサービスとして開始するために必要なファイル

WebIOPi をサービスとして開始するためにのためのファイルをダウンロードします。

ホームディレクトリに移動します。

WebIOPi サービスの開始、終了

WebIOPi をサービスとして開始するには、以下のコマンドを実行します。

WebIOPi のサービスを終了するには、以下のコマンドを実行します。

動作確認

WebIOPi サービスを開始します。
パソコンやスマートフォンのWebブラウザを起動し、Raspberry Pi のIPアドレス、ポート8000にアクセスします。
すると、認証ダイアログが表示されるので、
ユーザー名:webiopi
パスワード:raspberry
と入力します。
すると、以下のようなページが表示されます。

上記、表示ページの「GPIO Header」を選択すると、GPIOピンの設定(入力/出力)、状態(HIGH/LOW)を確認・変更できる画面が表示されます。

左右のグレー背景白抜き文字のボタンは、それぞれのGPIOピンの入力/出力の設定を表し(IN:入力。OUT:出力)、クリックすると、入力/出力の設定が変わります。
中央の白抜き数字のボタンは、それぞれのGPIOピンのHIGH/LOWの状態を表し(黒背景:LOW。オレンジ背景:HIGH)、クリックすると、HIGH/LOWの状態が変わります。

WebIOPi サービスの自動起動、自動起動解除

WebIOPi のサービスを自動開始(Raspberry 起動時に開始)するには、以下のコマンドを実行します。

WebIOPi のサービスの自動開始を解除するには、以下のコマンドを実行します。

参考

WEBサイト

WEBサイト コメント
WebIOPi プロジェクト公式(海外:英語) WebIOPi プロジェクトの公式サイト。
コメント
.webiopiをインストールしたいのですが、Warning: Unit file of webiopi.service changed on disk, 'systemctl daemon-reload' recommended.という文が出てきてうまく行かないんですが改善策がわからなく困っています。対処法をよければ教えてもらいたいのですが。
hikaru : 2017/11/18 14:32:27
WebIOPi-0.7.1/python/webiopi/server/__init__.py 32行目の
DNSサーバーアドレスをご自分のゲートウェイアドレスに書き換えて
再インストールしてみてください。
NEXUS 6 : 2018/04/21 21:34:27
Pythonのバージョンが上がってしまい,最新のNOOBS(3.2.0以上)では直接利用できなくなりました。
対応策はありますか?
asyncが予約語となったようです。
test : 2019/10/16 21:09:36
pyenvを利用してpythonのバージョンを3.6系にしてあげれば動作するようです
btlsymd : 2020/10/06 01:11:33
pyenvを利用してpythonのバージョンを3.6系にしてあげれば動作するようです
btlsymd : 2020/10/06 01:11:33
GPIO Headerの画面にいくとこのサイトではON OFFとなっている灰色の四角の部分に何も表示されませんでした。pinの数字を押しても何も反応しませんでした。解決方法を知りたいです
takeda : 2021/06/18 22:14:58

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