リモコンの信号の取得(Wiring Pi 利用)
解説
赤外線リモコン受信モジュールを使用すると、リモコンの信号を取得することができます。
リモコンの信号は、赤外線の点灯時間と消灯時間の長さの組み合わせになっています。
赤外線リモコン受信モジュールは、赤外線を受信していないときは、VoutピンからHIGH電圧を出力し、赤外線を受信しているときは、VoutピンからLOW電圧を出力します。
赤外線リモコン受信モジュールのVoutピンのHIGH電圧の時間、LOW電圧の時間を、取得します。
作成したプログラムは、この後に続いて製作する「取得したリモコン信号の送信」のために、コンソール画面に出力します。
部品表
部品名 | 数量 | 商品名 | 参考価格 |
---|---|---|---|
赤外線リモコン受信モジュール | 1 | 赤外線リモコン受信モジュールPL-IRM1261-C438 | 100円 |
Raspberry Pi | 1 | Raspberry Pi 3 Model B | 6,300円 |
ブレッドボード | 1 | EIC-801 | 250円 |
ジャンパーワイヤ | 適量 | ジャンパーワイヤ(オス-メス) | 10本300円 |
接続例
入力ピンとして、GPIO 25 を使用した場合の接続例
Wiring Pi のインストール
Raspberry Pi に Wiring Pi をインストールしてない場合は、まず、Wiring Pi をインストールします。
Wiring Pi のインストール
プログラムファイルの作成
「/home/pi/work/wiringpi」フォルダに、「irreceiver.c」というファイル名で、以下の内容のファイルを作成します。
実行ファイル作成
コンパイルし、実行ファイルを作成します。
以下のコマンドを実行します。
実行
作成した実行ファイルを実行します。
リモコンの信号を赤外線受光部に向けて送信すると、
赤外線リモコン受信モジュールのVoutピンのHIGH電圧の時間、LOW電圧の時間が、コンソール画面に出力されます。(時間の単位は、マイクロ秒です)
Ctrl + C
で終了します。