6.モデルデータファイル読み込みを作る
5.で作成したモデルビューワは、表示するモデルデータをアプリケーション内で定義していました。
モデルデータファイル読み込み処理を作成し、5.で作成したモデルビューワを、ファイルからモデルデータを読み込んで描画するようにします。(アスキー形式STLファイル読み込み処理を作成します。)
実行形式ファイルダウンロード (ModelViewer3_exe.lzh)
ソースファイルダウンロード (ModelViewer3_src.lzh)
プロジェクトを開く
5.で作成したモデルビューワプロジェクトを開きます。
モデルデータ読み込み関数のヘッダーファイルの作成
「メニュー/ファイル/新規作成」(もしくは、「メニュー/プロジェクト/プロジェクトへ追加/新規作成」)でファイル名「LoadModel.h」のファイルを作成します。
LoadModel.hの内容を以下のようにします。
モデルデータ読み込み関数のソースファイルの作成
「メニュー/ファイル/新規作成」(もしくは、「メニュー/プロジェクト/プロジェクトへ追加/新規作成」)でファイル名「LoadModel.cpp」のファイルを作成します。
LoadModel.cppの内容を以下のようにします。
ビルドし、エラー、警告がないことを確認します。
メニュー「ファイル/開く」の応答関数の追加、編集
メニュー「ファイル/開く」の応答関数を追加します。
クラス:CModelViewerView
オブジェクトID:ID_FILE_OPEN
メッセージ:COMMAND
を選択し、
関数名:OnFileOpen
の関数を追加します。
OnFileOpenの内容を以下のようにします。
ModelViewerView.cppのファイルヘッダー部に
#include "LoadModel.h"
を追加します。
ビルドし、エラー、警告がないことを確認します。
モデルデータ構築処理の削除
5.で作成した、モデルビューワのビュークラスのコンストラクタのモデルデータ構築処理は不要なので削除します。
コンストラクタでのモデルデータ構築処理を削除すると、コンストラクタの内容は以下のようになります。
実行
実行し、アスキー形式STLファイルからモデルデータを読み込んで描画できるようになっていることを確認します。
実行結果
起動直後
modeldata01.stlファイルの読み込み
modeldata02.stlファイルの読み込み