設定値のINIファイルへの書き込み、INIファイルからの取得
解説
「設定値のINIファイルへの書き込み、INIファイルからの取得」に使用する関数は、「設定値のレジストリへの書き込み、レジストリからの取得」に使用する関数と変わりません。
int型、BOOL型の変数の場合には、
CWinApp::WriteProfileInt( )
CWinApp::GetProfileInt( )
char*型、CString型、double型、float型の変数の場合には、
CWinApp::WriteProfileString( )
CWinApp::GetProfileString( )
を使用します。(他の関数、他の方法でもできますが、上記関数を使用するのが簡単です。)
アプリケーションウィザードを用いてプロジェクトを作成した場合には、
作成したプロジェクトのアプリケーションクラスのInitInstance(
) に、
// 設定が格納されているレジストリ キーを変更します。 // TODO: 会社名または組織名などの適切な文字列に // この文字列を変更してください。 SetRegistryKey(_T("アプリケーション ウィザードで生成されたローカル アプリケーション")); |
という記述があり、このSetRegistryKey関数によって、アプリケーションの設定が、レジストリに格納されるようになります。
アプリケーションの設定が、(レジストリではなく、)INIファイルに格納されるようにするには、
この SetRegistryKey 行をコメントアウトし、
作成したプロジェクトのアプリケーションクラスの
m_pszProfileName メンバ変数に 設定を格納するINIファイル名を指定します。
サンプルコード
ダウンロード
サンプルプロジェクト
(『// { 追加コード』 から 『// } 追加コード』 までが、(自動生成でない)追加したコード部分です。)