03.ブートローダーの書き込み
組み立てが完了しただけでは、Arduino互換機にはなりません。
Arduinoブートローダーが書き込まれていないマイコンでは、Arduinoの開発環境である Arduino IDEから、Arduinoプログラムの書き込みができないので、マイコンにArduinoブートローダーを書き込む必要があります。
マイコンへのArduinoブートローダーの書き込みは、Arduino Forum - Uno Bootloader Fixer...を参考にしています。
部品表
部品名 | 数量 | 商品名 | 参考価格 |
---|---|---|---|
マイコン | 1 | ATMEGA328P-PU | 250円 |
Arduinoボード | 1 | Arduino Uno | 2,780円 |
ブレッドボード | 1 | EIC-801 | 250円 |
ジャンパーワイヤ | 適量 | ジャンパーコード(オス-オス)セット | 100mm49個 150mm8個 200mm4個 250mm4個 のセット200円 |
配線
スケッチ
Arduino Forum - Uno Bootloader Fixer... の最初の書き込みにあるリンク optifix.zip をダウンロードします。
ダウンロードした optifix.zip を解凍します。
解凍すると、optifix.pde と optiloader.h になります。
Arduino IDEのバージョン1.0以降を使用する場合は、optiloader.h の 1行目の
#include <WProgram.h>
を
#include <Arduino.h>
に書き換えます。
書き込み
- ①配線
- 「配線」の項の絵を参考に、マイコン以外を配線します。
マイコンを配線してしまうと、スケッチアップロード時に、ブートローダーの書き込みが実行されてしまうが、このとき、結果が成功したのか、失敗したのか、確認できないので、マイコンは、スケッチのアップロード後に取りつけます。 - ②スケッチのアップロード
- 「スケッチ」の項のスケッチを、Arduinoにアップロードします。
- ③シリアルモニタの起動
- Arduino IDE のシリアルモニタを起動します。
ボーレートを19200に変更します。
シリアルモニタの起動により、Arduinoがリセットされ、ブートローダーの書き込みが実行されます。
シリアルモニタには、以下のような結果が表示されます。
- ④マイコンの取りつけ
- 「配線」の項の絵を参考に、マイコンを取りつけます。
- ⑤マイコンへのブートローダーの書き込み
- シリアルモニタの送信エディットボックス欄に、「G」を打ち込み(もちろん、鍵かっこは打ち込みません)、「Send」ボタンを押します。
すると、マイコンへのブートローダーの書き込みが再実行されます。
成功すると、シリアルモニタには、以下のような結果が表示されます。
以下のような結果が表示されない場合は、配線を確認します。
- ⑥マイコンの取り外し
- マイコンを取り外します。
別のマイコンへのブートローダーへ書き込みする場合には、④に戻ります。