06.ダイナミックDNSサービス登録

家のグローバルIPアドレスは動的に変化します。ダイナミックDNSサービスを利用し、動的に変化するグローバルIPとドメイン名を紐付けることで、いつでも設定したホスト名でネットリモコンにアクセスすることができるようになります。

概要

インターネット経由で、外出先から、Raspberry Pi のWEBサーバーにアクセスするために最低すべきことは、以下です。

  1. ダイナミックDNSサービスへの登録
  2. ルーターのポート変換(IPマスカレード)
  3. ダイナミックDNSサービスへの家のグローバルIPアドレスの定期的な更新

DDNSサービスへの登録

動的に変化するグローバルIPに対して、いつでも設定したホスト名でネットリモコンにアクセスすることができるようにダイナミックDNSサービスの登録をします。

数ある無料ダイナミックDNSサービスの中から、今回は、「ieServer.net」を利用しました。

ieServer.net にアクセスします。

「新規ユーザー登録」をクリックします。

表示される、「注意事項」「利用規約」を読みます。「ダイナミックDNSサービス申し込み」のリンクをクリックします。

ユーザー登録画面が表示されます。

ユーザー名(サブドメイン名)、ドメイン名、電子メールアドレス、パスワードを入力し、「登録」ボタンを押します。

登録完了画面が表示されます。

「ログイン」のリンクをクリックし、続くログイン画面で、ユーザー名、パスワード、ドメイン名を入力し、ログインします。

IPアドレス更新画面が表示されます。

「ドメイン名○○のIPアドレスを△△に更新」の横の「実行」ボタンをクリックします。

ドメイン名と、家のグローバルIPアドレスが紐付けられました。

ルーターのポート変換(IPマスカレード)の設定

インターネット経由で、家のグローバルIPアドレスにHTTP通信接続したときに、Raspberry Pi とHTTP通信されるように、ルーターのポート変換(IPマスカレード)の設定をします。

ルーターのマニュアルに従い、ポート変換の設定をします。
8000番ポートに関して、家のグローバルIPアドレスと、Raspberry Pi のローカルIPアドレスが紐付けされるように設定をします。

BUFFALO製WHR-HP-G300Nの場合のポート変換設定画面例

ダイナミックDNSサービスへの家のグローバルIPアドレスの定期的な更新

ダイナミックDNSサービスへ、家のグローバルIPアドレスを設定しても、家のグローバルIPアドレスが変更されたときには、ドメイン名と、家のグローバルIPアドレスの紐付けは、切れてしまいます。

永続的に、動的に変化する家のグローバルIPアドレスと、ドメイン名を紐付けておくためには、ダイナミックDNSサービスへの家のグローバルIPアドレスの定期的な更新が必要です。

定期的にダイナミックDNSサービスのサイトに行って更新作業を行います。
または、「DiCE」等のソフトウェアを使用して、更新作業を自動化することもできます。

関連ページ

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