デバッグする(WebIOPi 利用)
解説
WebIOPiには、デバッグ出力機能があります。
デバッグ出力機能を使用する方法をまとめます。
WebIOPiのインストール
Raspberry Pi にWebIOPiをインストールしてない場合は、まず、WebIOPiをインストールします。
WebIOPiのインストール
スクリプトファイルの作成
webiopi.setDebug()
で、デバッグ出力機能が有効になります。
webiopi.debug("デバッグメッセージ")
で、デバッグメッセージを出力します。
たとえば、「/home/pi/work/webiopi」フォルダに、「debug_helloworld.py」というファイル名で、以下の内容のスクリプトファイルを作成します。
WebIOPi サービスの設定の変更
WebIOPi のサービスを開始したときに、作成したスクリプトが実行されるように、WebIOPi サービスの設定を変更します。
WebIOPi サービスの設定は、「/etc/webiopi/config」ファイルに記述されています。
以下のコマンドを実行し、「/etc/webiopi/config」ファイルを開きます。
[SCRIPTS] セクションを探し、[SCRIPTS] セクションの「myscript =」に、作成したスクリプトファイルを指定します。
編集し終えたら、
Ctrl + O
で上書き保存し、
Ctrl + X
で nano を終了します。
実行
WebIOPiをサービスとして起動した場合には、デバッグ出力がコンソール画面に表示されません。
デバッグ出力をコンソール画面に表示させるには、WebIOPiを、アプリケーションとして起動します。
起動の際には、デバッグを有効にするオプションを追加して起動します。
以下のコマンドを実行します。
デバッグ出力がコンソール画面に表示されます。
アプリケーションとして起動したWebIOPiは、
Ctrl + C
で終了します。