Laravel プロジェクトのデータベースとして MariaDB のデータベースを設定する

Laravel プロジェクトのデータベースとして MariaDBのデータベース を設定する方法を解説します。

解説

データベースの設定の流れは以下です。

  1. Laravel プロジェクト用の MariaDB のデータベースの作成
  2. 「.env」ファイルの編集
  3. マイグレーション

前提

Laravel プロジェクトの作成

Laravel プロジェクトを作成していない場合は、Laravelプロジェクトを作成します。

参考)
Laravel プロジェクトを作成する

これ以降、「hello-laravel」を対象の Laravel プロジェクトとして解説します。

MariaDB のインストール

MariaDB をインストールしていない場合は、MariaDB をインストールします。

参考)
Raspberry Pi に MariaDB をインストールする

データベース設定

作成するデータベースの仕様

今回作成する Laravel プロジェクト用のデータベースの仕様は以下とします。

・データベース名
hello_laravel_db
・データベースユーザー名
hello_laravel_user
・データベースユーザーパスワード
hello_laravel_password
・デフォルト文字コード
utf8mb4
・データベース照合順序
utf8mb4_bin

Laravel プロジェクト用の MariaDB のデータベースの作成

以下のコマンドを実行し、コマンドラインツール「mariadb」でMariaDBサーバーに接続します。



コマンドオプション解説)

・-u root
ユーザー「root」でログインする.
・-p
パスワード入力しログインする。

データベースを作成するコマンドは以下です。



以下のコマンドを実行し、Laravel プロジェクト用の MariaDB のデータベースを作成します。



ユーザーの作成と権限を付与するコマンドは以下です。



以下のコマンドを実行し、ユーザーを作成し権限を付与します。



以下のコマンドを実行し、MariaDBサーバーとの接続を終了します。

プロジェクトディレクトリへ移動

以下のコマンドを実行し、プロジェクトディレクトリに移動します。

「.env」ファイルの編集

以下のコマンドを実行し、プロジェクトディレクトリ直下の「.env」ファイルを開きます。



以下を探します。



以下のように書き換えます。



解説)

・DB_CONNECTION
(変更なし)
・DB_HOST
(変更なし)
・DB_PORT
(変更なし)
・DB_DATABASE
データベース名に書き換える
・DB_USERNAME
データベースユーザー名に書き換える
・DB_PASSWORD
データベースユーザーパスワードに書き換える

「ctrl + o」を押下し、ファイルを上書き保存します。
「ctrl + x」を押下し、ファイルを閉じます。

マイグレーション

以下のコマンドを実行し、マイグレーションを実行します。

関連ページ

Laravel プロジェクトのデータベースとして SQLite3 のデータベースを設定する